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2011.07.15(金)

第34回関・関・同・立バドミントンOB/OG定期戦で同志社が優勝

 

7月10日(日)、立命館大学衣笠学舎で恒例の「関・関・同・立バドミントンOB/OG定期戦」が行われました。この定期戦は昭和54(1979)年から毎年7月初旬に開催され、今年で34回目を迎えました。
 
バドミントンは戦後、それまでにない新しいスポーツに挑戦しようという若者達によって、特に学校のクラブ活動として普及発展しましたが、関西でも昭和24~25年に大学で活動が始まりました。昭和25(1950)年に関西学連が設立され、昭和26年6月に第1回の関西学生リーグ戦が行われましたが、参加校は関大・関学・立命そして同志社を含む7校でした。
以来、この4大学は互いによきライバルとして関西学生バドミントン界を担ってきましたが、この定期戦が始まった当時、4大学は関西1部リーグの下位や2部等に低迷していました。そこで4大学のOB・OG達が現役学生を鼓舞し励まし、活躍を願ってこの定期戦の開催を企画したそうです。
 
当日は4大学のOB・OGと現役学生合わせて総勢181名もの参加がありました。運営、審判を現役学生が務め、それぞれ相手3大学と対戦しダブルス5試合ずつを戦いました。同志社からはOB・OGと現役合わせて53名が参加しましたが、他大学はOB・OGが少なく現役と組むペアが多かったのですが、同志社は今春卒業の若い人から70歳台まで幅広い層のOB・OGだけでペアを組みました。現役が熱心に応援する中、蒸し風呂のような体育館の中でプレーしました。
今春卒業して実家に戻り銀行勤めのFくんは国体予選を突破し日帰りで駆けつけてくれましたが、卒業して3年目のNコーチと組んで3戦3勝でした。30歳台はOB4人。ねばり強いプレーで3試合頑張ったOくん。最近某大学のバドミントン部監督に就任したSKくんは「監督というよりマネージメントしてます」と。現役相手に健闘したAくんは2試合目に足を負傷、「アキレス腱が・・・」と心配するも現役学生のテーピングで回復、懇親会まで元気に参加され、周囲をホッとさせました。現役時代中心的選手だったSIくんは軽やかなフットワークで常にパートナーを助けていました。紅1点のKさんは子育て真っ最中ながら3試合に出場、「しっかり身体を作ってきました」とよく動いていました。
単身赴任の合間によくリーグ戦の応援に来てくれるSくん、華麗なフォームのM監督、退職して広島に帰り最近またバドミントンを始めたYA先輩、元国体選手で今も地域のクラブで活躍するYO先輩、いつも心強い支援をしてくださるT(OB・OG会)会長、リーグ戦の応援やコンパによく顔を出してくださるI先輩、現役学生にとって家族のような存在の大御所K先輩。
長崎から参加のH先輩、昨春卒業のKくん、今春卒業のOさんも応援や、OB・OGとの交流に努めておられました。
I先輩とYO先輩が組んで立命館の監督ペアと対戦した最終戦は全員の熱い応援の中行われましたが、1セット取られた後、驚異的なねばりと作戦で1セット取り返し引き分けに持ち込みました。現役のように身体が動かない中見せた執念は、きっと若い学生の心にも届いたのではないでしょうか。
 
 
「対戦成績」
第1試合 対関西大学   4-1で勝利
1)西山・福家 21-16 関西大①  2)酒井・奥村 21-9  関西大②
         21-10                  21-15
 
3)岸本・吉田 21-8  関西大③  4)柴田・齋藤 14-21 関西大④
         21-7                   10-21
                    *相手が現役含むペアのため同志社が勝利
5)村尾・木下 12-21
         14-21
 
第2試合 対関西学院大学  3-1、1引き分けで同志社が勝利
1) 齋藤・浅井 19-21 関学大①  2)西山・福家 21-13 関学大②
           19-21                  21-19
*相手が現役含むペアのため同志社が勝利 
 
3)奥村・木下 17-21 関学大③  4)山瀧・村尾 13-21 関学大④
         14-21                  16-21
*相手が現役含むペアのため同志社が勝利
 
5)伊藤・柴田 16-21 関学大⑤
         21-18
 
第3試合 対立命館大学   2-1、2引き分けで同志社が勝利
1) 西山・福家 21-10 立命大①  2)酒井・奥村 25-23 立命大②
           21-13                  21-13
 
3)齋藤・木下 20-22 立命大③  4)山瀧・柴田 10-21 立命大④
         21-16                  14-21
 
5)伊藤・吉田 18-21 立命大⑤
         21-16
 
 
 
 
 
試合後は参加者全員による懇親会があり、本日の成績発表が行われましたが、同志社は見事優勝しトロフィーとカップを獲得しました。これは来年の定期戦まで預かることになります。勝因は出場のOB・OGの数が多かったこと、そしてYO先輩による巧みなオーダー
(誰と誰が組むか、出場順等の表)のお陰と思います。
懇親会では抽選会もあり盛り上がりました。T会長はじゃんけん大会で勝ち残って獲得したバドミントン・シューズを現役学生にプレゼントしました。
当日は合間にOB・OG総会も行い、盛りだくさんな一日になります。YA先輩は「これから1年間練習してまた来年来るから」と言って帰られましたが、そんなホームカミング・デーのような定期戦です。
 
体育会バドミントン部は昨秋の関西リーグで男子・女子ともに2部降格となりましたが、今春の関西リーグで揃って1部昇格を果たしました。今秋の関西リーグから1部の厳しい環境の中でさらに上位進出を目指して日々精進する毎日ですが、この定期戦が始まった当初の目的どおり、この「関・関・同・立OB/OG定期戦」で優勝したことが後輩へのエールになることを強く願っております。
 
 
 
 
文 バドミントン部OB・OG会幹事長 鷲江京子

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